今回は福山城。
アクセスやスタンプ設置場所についても書いていきます。
福山城の歴史
西国鎮護の拠点として1622年に完成した城で、大規模な新規築城による近世城郭としては最後のもの。
伏見櫓は伏見城から移築したもので、天守を除けば熊本城宇土櫓と並び現存する最古の櫓のひとつである。
1873年に廃城となり多くの建造物の払い下げ・取り壊しが実施されていたが、自治体の請願により天守・伏見櫓・筋鉄御門・御湯殿・鐘櫓は残されることとなった。しかし、1945年の第二次世界大戦の空襲により伏見櫓と筋鉄御門を残して焼失してしまっている。
その後1966年に天守・御湯殿・月見櫓が再建され現在に至っている。
福山城の場所・アクセス
アクセス |
福山駅北口から徒歩5分 |
料金 | 200円 |
営業時間 | 9:00~17:00(入場は16:30まで) |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日~31日 |
スタンプ設置場所 |
福山城天守閣入口 |
※2020年10月現在。
なお2020年8月~2022年8月初旬ごろまで天守閣休館中。
ただし休館中も100名城スタンプは天守閣隣の事務所にて押すことが可能。
福山城訪問記
福山に向かう電車の中では雨が降っていたのですが、福山駅を降りたらちょうど雨は上がっていました。
福山城は福山駅で電車を降りるとすぐです。駅のホームからも見えてしまうほど近いです。
駅を出るとすぐにどどーんと石垣が見えます。
城内に入るべく進んでいくと見えてきました、現存の伏見櫓です。
階段を上り切ると伏見櫓の全体を見ることができます。
徳川家康の建てた伏見城松の丸の東櫓を移築したもので、慶長6年(1601年)前後に作られたということです。
さらに進むと筋鉄御門が見えてきます。これまた現存です。
名称のとおり、1階の扉などに筋状の鉄板が打ち付けられているとのこと。
さらに進んでいきます。
天守が見えてきました。
天守は空襲で焼けてしまったため再建ですが、いい感じです。
(ちょっと木がじゃまだけど。。)
なお、わたしが訪れたときはリニューアルのためのちょうど長期工事に入ったところで、天守内に入ることができませんでした。
ただし100名城のスタンプに関しては、長期工事中でも隣にある事務所で押すことができました(普段は天守内で押せるようです)。
別角度から見た天守も石垣と相まって思いがけずいい雰囲気でした。
とはいえこの天守、古写真等昔の資料がそれなりに残っていたにも関わらず、史実より現代的な美観を優先したり、建築基準法に従ったりしたことで、多くの箇所が昔の姿とは異なっているということらしい。(第二次世界大戦で焼失したのちに再建された天守の中で最も不正確な姿での再建ともいわれています。)
焼けてしまうまでは天守建築の完成形として高く評価され、松本城や姫路城と同じく国宝として指定されていたことを考えると、少し残念ではあります。(ちなみに2020年~2022年までの工事では、昔の姿に近づけるための工事ということです。)
駅から徒歩30分とかがざらにある100名城(続も含めて)を考えると、拍子抜けするくらい駅から激近の福山城。
スタンプ押すにはもってこいの城ですね。
リニューアル工事が完成したらまた来たいと思います。