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TOEIC対策に効果バツグン!3回チャレンジ法のやり方を詳しく解説

TOEICのスコアがなかなか上がらなくて悩んでいる方、いますよね。

わたしもその一人でした。

800点前後からスコアが上がらず数年間。。

そんなわたしを救ってくれたのが3回チャレンジ法でした。

半信半疑ながら試してみたところ、3か月で800点から905点までスコアがアップしました!

そんな3回チャレンジ法について、わたしのやり方を詳しく解説します。

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3回チャレンジ法の概要

まずは、そもそも3回チャレンジ法とはいったい何なのか?です。

3回チャレンジ法とは、日本のTOEIC研究の第一人者であるヒロ前田さんが2007年に発表した学習法です。

すごく簡単に言うと、自分のできないことを知り、そこを重点的に復習してテストに備える方法です。

実際のTOEICテストではどこを間違ったのかがわかりませんし、テスト後に送付されるAbilitiesMeasured(アビメ)だけでは細かい弱点がわかりにくいです。そのためアビメが送られてきてもどこをどう対策していいのかわからず、感覚に頼ったり、闇雲に問題を解く、といった対策になりがちです。ネットに書いてある対策も様々だし困ってしまいますよね。。

3回チャレンジ法を使えば、自分の弱点が明確になり、対策が立てやすくなります。

使うものは、基本的には模試形式の問題集だけです。(それ以外の形式の問題集でもできないことはないですが、実際のTOEICのテストと同じ形式のものがやりやすいです。)

 

ちょっと全体像を図にしてみました。(参考:ヒロ前田さんブログ

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ひとつの模試を基本的に3回受験します。

1回目は、本番と同じ時間で何も見ずに受験します。

2回目は、辞書や参考書等を何も見ないのは1回目と同じですが、時間は無制限で解きます。

そして2回目が終わった段階で初めて答え合わせをし、解説を読んで復習を行います。この復習では、その模試に対してどんな問題が出題されたとしても正しく答えられると”思える”まで、復習・学習を繰り返し行います。

復習が終わったあと、3回目として成果の確認を行います。

 

ではもう少し具体的にやり方を見ていきたいと思います。

3回チャレンジ法の具体的なやり方

1回目の受験

受験の1回目は、初見の模試をTOEICの本番のテストさながらに受験します。

1回目の目的は、本番のテストで何ができるか&何ができないか?を把握すること。

辞書や参考書等は何も見ず、時間もきっちり計ってやりましょう。

また必ずマークシートを使って行います。

この時、勘で解いた問題やなんとなくこれかな?と思って解いた問題については、あとでわかるように印をつけておくとよいです。2回目の受験後に比較する際に、自分の実力で解いたのか、勘だったのかがあいまいだと、復習対象かの判断が難しくなってしまいます。

ちなみに、時間的に2時間とるのが難しい場合は、リスニングとリーディングはいっぺんにやらなくてもよいです。テストによって異なりますが、リスニングが約45分、リーディングが約75分ですので、その時間さえきっちり守れていれば別の日に受験するのでも構わないと考えています。実際わたしも時間がないときはそうしていました。

 

1回目が終わった時点では解答や解説は見ないでおきましょう。2回目に影響出てしまいますので。

2回目の受験

受験2回目は、1回目が終わってすぐ続けてでもよいですし、数日以内程度であれば空けて受けてもよいです。次の日にやるのが体力的にもよさそうに思い、わたしはそうしています。

2回目の目的は、自分の英語力を総動員したらどのくらいできるのか限界点を把握すること。

時間無制限でじっくりと取り組みましょう。

リスニングの音声は何度聞いてもいいですし、リーディングのパート7であれば問題文を何度も読み返す時間があれば正答する確率も上がるでしょう。

ただし、2回目も1回目と同様、参考書や辞書を使ってはいけません。自分の英語力だけで勝負です。

どうしてもわからず勘で答えた場合も、わかるようにしておきましょう。また、さっぱりわからない問題であれば、あえてマークシートを塗らないのもいいと思います。(そこが要復習ポイントということが一目瞭然になりますので。)

 

2回目まで終わったら、1回目分も含めて答え合わせしましょう。

復習

いよいよ復習に入ります。

ではどこに対して復習していけばよいのでしょうか?

当たり前ですが、自分ができなかったところを復習します。

でもそれだけだと2回模試をやった意味がありませんよね??

1回目と2回目でそれぞれ正解 or 不正解が出てきていますので、それをもとに復習していきます。組み合わせとしては以下のように4種類のパターンにマトリクスとして分けられます。(勘で答えた問題はこの表には入りませんが、要復習箇所です。)

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パターンごとに解説していきます。

1回目正解・2回目正解(パターン①)

マトリクスではピンクで示した左上のパターン。

時間制限があった場合、なかった場合に限らず正解できている問題。

内容は理解できているので、本番のテストで同様の問題の出題がされても正解できるはずです。

なので基本的にはその設問に対する復習は不要です。

どうしても不安な場合は復習してもよいですが、ここに時間をかけるよりは、できていない問題を優先した方が、スコアアップにはつながります。

1回目正解・2回目不正解(パターン②)

マトリクスでは水色で示した右上のパターン。

おそらく問題を解いているときに、2つくらいまで選択肢は絞れたものの、どちらがあっているか明確に答えられないなど、悩んだ問題だと思われます。

1回目はこっちにしたけど、2回目はもう一方の方があってそうな気がする、、など。

理解があやふやなため悩む原因になっているので、復習して悩まず正解できるようにする必要があります。

1回目不正解・2回目正解(パターン③)

マトリクスの黄緑色で示した左下のパターン。

リスニングであれば何回か聞けば、リーディングであれば時間があれば解ける問題。

理解自体は出来ているためこのパターンの問題の復習は不要だが、時間の無さによる焦りや正確な聞き取り・読み取りができていないこと、英文を読むスピードが遅いことなどが原因であるため、本番のテストで正解するにはその部分を改善する必要があります。

1回目不正解・2回目不正解(パターン④)

マトリクス上、青で示した右下のパターン。

時間をかけてもできなかった問題。

理解できていないため、重点的に復習すべき問題です。

パターンにかかわらず行う復習

上記4パターンは設問に対して正解できたか・できなかったかにフォーカスしたものです。そのため、設問以外のところに理解できない箇所があってもスルーしちゃいます。ここすごく重要なんですが、この復習期間には対象の模試に対してどんな問題が出題されたとしても正解を選ぶことができる、と思えるようになるまで繰り返し復習を行う必要があります。

そのため、設問以外の箇所で聞き取れていない、理解できていないなぁと思ったものについては、あいまいにしたままにせず、ぜひ調べて、仮に次回その部分が出題されたとしても正しく答えられるようにしておきましょう。

わたしもリスニングであれば何回も何回も繰り返し音声を聞きましたし、リーディングも設問に関係ないところを調べまくりました。この“パターンにかかわらずに行う復習”を行うことで、例えばパート7であれば文章全体に対する理解が深まり、設問に正しく答えられる確率も上がります。ひいては本番でも文章を正しく理解でき、正答率が上がったのだと考えています。

3回目の受験

復習が完璧だ!と思えたら、3回目の受験を行います。

復習が終わり、その内容が記憶から薄れてきた数日後くらいにやるのがよいでしょう。

なお、3回目は成果の確認ですので、必須ではありません。

ただ自分が完璧だと思っていたことをどのくらい忘れてしまうかなどの確認できますので、3回目をやることに損はありません。

ちなみに私は、復習が完璧にできたと思える前に本番のテストが来てしまったので、3回目はやったことがありません。。

おすすめの問題集

3回チャレンジ法では、実際のテストと同じ形式の問題集を使います。

でも書店には、同じ形式でもたくさんの問題集がありますよね。

どれを購入すれば効果が出やすいのか、問題集を3つ挙げます。

公式問題集

言わずと知れた公式問題集。

リスニングのナレーターが本番と同じですし、問題の質ももちろん本番と同等。

TOEICだけでなく、英語そのものに対してはやはり“慣れ”が必要ですので、そういう点ではこの公式問題集に勝るものはないでしょう。

唯一の難点は、3,000円してテスト2回分はコストパフォーマンスが悪いことですかね。

究極の模試600問+

ヒロ前田さんが作った問題集。

ちなみに3回チャレンジ法は、この問題集の前のバージョンである『究極の模試600問』から載っていた学習法です。

TOEIC研究の第一人者の異名は伊達ではないです。そのくらい本番の再現度は高い。どのくらいのスコアをとれるか予想スコアを算出できたり、解説動画があったりと、模試自体以外の部分での特典も多く、かなりおススメできます。

お値段は3,000円で、テストは3回分と公式問題集よりコスパも優れています。

TOEIC L&R 精選模試

わたしが800点から905点にあげたときに使った問題集です。

上記2冊とは違いリスニングとリーディングで本が分かれています。

1冊あたり2,000円で、5回分の模試が収録されています。なのでコスパ的にはこれが今回紹介する中では一番いいですね。(そこにひかれて買いました(笑))

とはいえ、こちらもTOEIC990点のプロ講師陣が著者ですので本番再現度が高く、解説も丁寧だったのでわたしも短期間で高得点をとれたと感じていますし、その点がおススメです。

 おわりに

TOEICのスコアが上がらないと、新しい問題集に手を出したくなっちゃいますよね。

わたしも大して手を付けてない問題集が部屋に積まれてたりします。。

今回紹介した3回チャレンジ法では1冊を繰り返し復習します。(なのでコスパ良し)

どんなスコアの方に対しても効果がある学習法ですので、だまされたと思って取り組んでもらえると、わたしのように思いがけずスコアアップにつながること間違いなしです。

 

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