2020年のエミー賞の結果が発表されました。
ウォッチメンが今回最多の11部門ノミネートだったり(昨年のゲーム・オブ・スローンズの32ノミネートに比べるとやや小振り?)、個人的に応援している作品もあったりしますが、さっそく結果を見ていきましょう!
エミー賞とは?
アメリカのテレビ業界で功績をあげた番組に与えられる賞。
アカデミー賞(映画)・グラミー賞(音楽)・トニー賞(舞台)とならび、最高峰の栄誉と称されてます。
エミー賞はテレビにおけるさまざまな分野で賞が与えられますが、一番メジャーなのが今年で72回目を迎えたプライムタイム・エミー賞です。プライムタイム、すなわち一番視聴者が多い時間帯に放送されているテレビ番組が対象となります。(日本でいうゴールデンですね。)
プライムタイム・エミー賞においては、コメディ部門、ドラマ部門、リミテッドシリーズ部門、バラエティートーク部門など部門が多岐にわたり、それぞれ作品、監督、俳優、脚本などに対して賞が与えられます。
ドラマシリーズ部門
作品賞(ドラマ)
★「キング・オブ・メディア」
- 「ベター・コール・ソール」
- 「キリング・イヴ/Killing Eve」
- 「オザークへようこそ」
- 「ストレンジャー・シングス」
- 「ザ・クラウン」
- 「ハンドメイズ・テイル」
- 「マンダロリアン」
前評判の高かった「キング・オブ・メディア」でした。
作品賞だけでなく、監督賞・脚本賞も受賞。
主演男優賞(ドラマ)
★ジェレミー・ストロング 「キング・オブ・メディア」
- ジェイソン・ベイトマン 「オザークへようこそ」
- ビリー・ポーター 「Pose」
- ブライアン・コックス 「キング・オブ・メディア」
- スティーブ・カレル 「ザ・モーニングショー」
- スターリング・K・ブラウン 「This Is Us 36歳、これから」
作品賞も受賞した「キング・オブ・メディア」からジェレミー・ストロングです。
主演女優賞(ドラマ)
★ゼンデイヤ 「ユーフォリア/EUPHORIA」
- ジョディ・カマー 「キリング・イヴ/Killing Eve」
- サンドラ・オー 「キリング・イヴ/Killing Eve」
- ローラ・リニー 「オザークへようこそ」
- オリビア・コールマン 「ザ・クラウン」
- ジェニファー・アニストン 「ザ・モーニングショー」
ゼンデイヤが史上最年少で受賞!ここからさらに活躍してほしいですね。
助演男優賞(ドラマ)
★ビリー・クラダップ 「ザ・モーニングショー」
- ジャンカルロ・エスポジート 「ベター・コール・ソウル」
- マシュー・マクファディン 「キング・オブ・メディア」
- ニコラス・ブラウン 「キング・オブ・メディア」
- キーラン・カルキン 「キング・オブ・メディア」
- ブラッドリー・ウィットフォード 「ハンドメイズ・テイル」
- マーク・デュプラス 「ザ・モーニングショー」
- ジェフリー・ライト 「ウエストワールド」
「ザ・モーニングショー」観たいけど、観れないので何とも言えず。。
助演女優賞(ドラマ)
★ジュリア・ガーナー 「オザークへようこそ」
- メリル・ストリープ 「ビッグ・リトル・ライズ」
- ローラ・ダーン 「ビッグ・リトル・ライズ」
- フィオナ・ショウ 「キリング・イヴ/Killing Eve」
- サラ・スヌーク 「キング・オブ・メディア」
- ヘレナ・ボナム・カーター 「ザ・クラウン」
- サミラ・ワイリー 「ハンドメイズ・テイル」
- タンディ・ニュートン 「ウエストワールド」
ジュリア・ガーナー昨年から連続受賞ですね。
ここはジュリア・ガーナーが取ると思ってたので予想的中です。よかったよかった。
コメディシリーズ部門
作品賞(コメディ)
★「シッツ・クリーク」
- 「ラリーのミッドライフ★クライシス」
- 「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
- 「インセキュア」
- 「グッド・プレイス」
- 「コミンスキー・メソッド」
- 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
- 「What We Do in the Shadows」
コメディ部門は「シッツ・クリーク」一色ですね。ほぼ制覇してます。
主演男優賞(コメディ)
★ユージーン・レヴィ 「シッツ・クリーク」
- ドン・チードル 「Black Monday」
- アンソニー・アンダーソン 「ブラッキッシュ」
- ラミー・ユセフ 「ラミー 自分探しの旅」
- テッド・ダンソン 「グッド・プレイス」
- マイケル・ダグラス 「コミンスキー・メソッド」
わたしの好きなユージーン・レヴィが取ってくれました。コメディといえば彼ですよ。
主演女優賞(コメディ)
★キャサリン・オハラ 「シッツ・クリーク」
- トレイシー・エリス・ロス 「ブラッキッシュ」
- クリスティーナ・アップルゲイト 「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
- リンダ・カーデリーニ 「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
- イッサ・レイ 「インセキュア」
- レイチェル・ブロズナハン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
主演女優賞も「シッツ・クリーク」からでした。
助演男優賞(コメディ)
★ダニエル・レヴィ 「シッツ・クリーク」
- アンドレ・ブラウアー 「ブルックリン・ナイン-ナイン」
- マハーシャラ・アリ 「ラミー 自分探しの旅」
- キーナン・トンプソン 「サタデー・ナイト・ライブ」
- ウィリアム・ジャクソン・ハーパー「グッド・プレイス」
- アラン・アーキン 「コミンスキー・メソッド」
- スターリング・K・ブラウン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
- トニー・シャルーブ 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
主演男優賞のユージーン・レヴィの息子さんであるダニエル・レヴィが助演男優賞受賞。親子で主演&助演の受賞は初?すごいですね。
ちなみにダニエル・レヴィは監督・脚本も担当していて、今回のエミー賞で監督賞・脚本賞も受賞しています。
助演女優賞(コメディ)
★アニー・マーフィー 「シッツ・クリーク」
- ベティ・ギルピン 「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」
- イヴォンヌ・オージ 「インセキュア」
- ケイト・マッキノン 「サタデー・ナイト・ライブ」
- セシリー・ストロング 「サタデー・ナイト・ライブ」
- ダーシー・カーデン 「グッド・プレイス」
- アレックス・ボースタイン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
- マリン・ヒンクル 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
助演女優賞も「シッツ・クリーク」から。
リミテッドシリーズ部門
作品賞(リミテッドシリーズ)
★「ウォッチメン」
- 「リトル・ファイアー 彼女たちの秘密」
- 「Mrs.America」
- 「アンビリーバブル たったひとつの真実」
- 「アンオーソドックス」
前評判の高かった「ウォッチメン」が受賞。純粋に観たい。
ちなみに脚本賞も「ウォッチメン」が受賞しています。
主演男優賞(リミテッドシリーズ)
★マーク・ラファロ 「アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」
- ヒュー・ジャックマン 「バッド・エデュケーション」
- ジェレミー・ポープ 「ハリウッド」
- ポール・メスカル 「ふつうの人々」
- ジェレミー・アイアンズ 「ウォッチメン」
マーク・ラファロといえばハルクのイメージですが、リミテッドシリーズの主演男優賞受賞。
主演女優賞(リミテッドシリーズ)
★レジーナ・キング 「ウォッチメン」
- ケリー・ワシントン 「リトル・ファイアー 彼女たちの秘密」
- ケイト・ブランシェット 「Mrs.America」
- オクタヴィア・スペンサー「セルフメイドウーマン-マダムC.J.ウォーカーの場合-」
- シラ・ハース 「アンオーソドックス」
レジーナ・キングはのりにのってますね。2018年にも「運命の7秒」で主演女優賞を受賞したばかりです。
助演男優賞(リミテッドシリーズ)
★ヤーヤ・アブドゥル-マティーン2世「ウォッチメン」
- ディラン・マクダーモット 「ハリウッド」
- ジム・パーソンズ 「ハリウッド」
- タイタス・バージェス 「アンブレイカブル・キミー・シュミット:キミーvs教祖」
- ジョヴァン・アデポ 「ウォッチメン」
- ルイス・ゴセット・ジュニア 「ウォッチメン」
助演男優賞も「ウォッチメン」から。
助演女優賞ノミネート(リミテッドシリーズ)
★ウゾ・アドゥバ 「Mrs.America」
- ホランド・テイラー 「ハリウッド」
- マーゴ・マーティンデイル 「Mrs.America」
- トレイシー・ウルマン 「Mrs.America」
- トニ・コレット 「アンビリーバブル たったひとつの真実」
- ジーン・スマート 「ウォッチメン」
助演女優賞は「Mrs.America」からでした。こちらも気になる作品。
おわりに
「キング・オブ・メディア」や「ウォッチメン」など、前評判の高かった作品が順当に受賞した今回。
また、コメディ部門の「シッツ・クリーク」旋風もすごかったです。まだ観てないので観てみようかなと思ってます。
わたしの応援していた「アンビリーバブル たったひとつの真実」は受賞できず、残念でした。。